H.Matsui's Ark

シェイクスピア　プレジデントⅡ1980


何気にベイトリールを色々見ていると、シェークスピア・プレジデントⅡ1980なるリールが目に入った。
何がかっこいいかといえばアメリカン・イーグルの紋章だが、とっさに浮かんだのはショッカーの紋章。
どちらが先に出来たかは知らないが、“シェークスピア・プレジデント”というネーミングも風格がある。

値段は良品で3万円程で、1980はAbuの5000番クラスだそう。
1981は6000番クラスになる。
そしてフルーがー2600などとは兄弟機種になるらしく、プラスチックパーツの多い分、フルーガーの方が軽いらしい。
そしてその軽さもあってか、フルーガー2600の良品だと相場は12万円ぐらいだった。

で、自分はどうもプッシュ式＆シンクロが合うようで、このプレジデントを買って使おうと思ったのだが、調べていくとスチール製フレーム＆スチール製カップと言う事を知る。
そうなると手に入れてもどこかしら塗装剥げがあるものだろうし、海水域では厳しく、残念ながらそれは止めておく事にした。

因みに弱点はアイドルギアという、レベルワインダーを動かすプラスチック製のギアで、経過年数などによってギア欠けが起こる事もあるそう。
思うに溶剤の入っていない、シリコングリスなどを使う事がその回避策の1つにも思える。

後は当時の高級リールらしく、特に問題は無いそう。
飛ばないとの感想も見たが、構造的にベアリング、シンクロの摩擦抵抗、レベルワインドに問題が無ければ、それなりには飛ぶはずで、ここらは使い手の手入れ次第に思える。

※2009/3/1 更新