2013年05月12日
夏八木勲さん死去 がんと闘いながら仕事を続ける
俳優の夏八木勲(なつやぎ・いさお)さんが12日、神奈川県内の自宅で亡くなっていたことが分かった。73歳だった。
関係者によると、昨年にすい臓がんが見つかり、治療をしながら仕事を続けていたという。葬儀・告別式、喪主は未定。
慶大在学中に文学座研究所に入所し、俳優の道を志して大学を中退。劇団俳優座の俳優養成所に入所した。「花の15期生」と呼ばれる同期には、ともに亡くなった原田芳雄さん、地井武男さん、太地喜和子さんらがいた。
66年、東映「骨までしゃぶる」で映画デビュー。乗馬や合気道、空手が特技で時代劇や任侠映画に出演。その一方でNHK連続テレビ小説「鳩子の海」などにも出演し、幅広い役を務めた。
角川映画では「野性の証明」「戦国自衛隊」などに出演し人気を博し、13年に原発事故を題材にした映画「希望の国」での演技が評価され、芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた。
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夏八木さんはどこから見ても精悍な顔立ちで、その演技力も含めて俳優そのものだったと思う。
一番記憶にあるのは、戦国自衛隊の景虎役か。
“生涯現役”という言葉があるが、まさにそれを貫き通された。
ご冥福をお祈りします。
Posted by H.Matsui at 10:30
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