2008年11月20日
Rapala CD9
■9cm/12g
■バルサ
■シンキング
CD9に関しては書物で知ってたが、歴史はあれど現代では古臭いルアーぐらいにしか思ってなかった。
鈍臭そうなデザイン、投げても飛びそうに無いデザインなどなど。
けどダイワも昔はCD9そっくりのルアーを作っていた。
ラパラで初めて買ったルアーは、確か14cmのハスキージャークだったと思う。
これが使っている内にメッキの様なシルバー塗装が剥げ、ラパラは買わなくなった。
ただこれは淡水用だったはず。
次は一時ビッグミノーに拘った時、ラパラのミノーを何個か買った。
フローティングマグナム&CDマグナムの18cmやスライパー21cm?だが、これらは漁具メーカーの特徴が出てて塗装も含めて耐久性の高い物。
ただこれらは必要な距離分飛ばなかったし、CDマグナムとスライパーはやたら引き抵抗があったしラインが絡むわで、自分のフィールド&使い方には合わなかった。
そして最新ルアーに飽きが来て、何となくCD9で釣りたくなって買う。
世界的に実績のあるルアーではあるが、ハッキリ言って最初は釣れる気がしなかった。
実際の魚とは大きく異なる外観だし、例えばメガバスのルアーに比べると、何となく釣れる気もしなかった。
ただ色々やってるとCD9じゃないと釣れないシーンもあった。
自分は可能な限り、日本におけるシーバスフィッシングを過去に遡ってでも全てを行いたい。
幸か不幸か自分の飽き性の部分がうまく絡んでそれを行えている。
因みにCD9は単純に近年の9cmシンキングミノーでは無い。
そのリップ形状の引き抵抗は、国産メーカーの一般的な14cmクラススリムミノーより上だし、キャストは瞬間だがそれのリトリーブは潮の流れにもよるがトルクを要する。
ルーツは漁師であるラウリ・ラパラが餌代を買えずにルアーを作ったらしいが、思うにラウリが使ってた釣具はベイトリール、ダイレクトリール、スピンキャストリールではなかろうか。
調べた限り、ラウリが釣った魚と共にスピンキャストリールらしきリールが付いたロッドを持った写真はあった。
仮にスピニングリールとしても、当時のリールだから巻き心地が重いだろうし、ならばリップの抵抗もあまり気にならなかったはず。
だからかCD9はベイトリールで使うのが一番楽しいし、向いている気がする。
メリットは如何なる流れの中でも泳ぎの変化がなくきっちり泳ぐ事
自分は激流の中で釣りをするのも好きだが、その激流の中での高速引きでもCD9はきっちり泳いでくれる。
釣りという中でのルアーは、リアルになればなるほど極論で言うと活き餌になる。
ハッキリ言うと最新ルアーの方が釣れると思うが、それを超越したのが歴史あるルアーでのルアーフィッシングという捕らえ方をしている。
一部バサーの人はクラシカルなルアーを好むようで、それと同じ感覚かな。
リアル系ルアーでの釣りはそれはそれで有りだが、それとは別にルアーフィッシングがあるというか。
一般的には“オールド・スタイル”と言いそうだが、無駄なものが無い“シンプル・スタイル”にも思えるし、“アメリカン・スタイル”とも言いそうな気がする。
そしてそれはルアーの進化があってこそ楽しめるルアーフィッシングの1つに思える。
また、CD9は品質管理が良いらしいし、一個一個スイムテストもするらしい。
確かにCD9の不良品を掴んだ事は無い。
そしてもしCD9を国内ルアーメーカーが製造販売した場合、あの値段では供給出来ないらしい。
■一般的な長所
・着水後の泳ぎ始めの良さ
■短所
・飛ばない
Posted by H.Matsui at 10:00
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