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2008年05月14日

AbuGarcia Alchemist AS962M

アブ・ガルシア アルケミストAS962M
AbuGarcia Alchemist AS962MAbuGarcia Alchemist AS962M
Length:9.6ft
Weight:205g
Lure:3/8~1・1/4oz
Line:8~20lb
Price:¥23.800

なんせこのロッドは思い出深いロッド。
初めてナチュラムで見た時に良いと思ったが、使用感など全く不明な未知のロッド。
安っぽいと言えば安っぽいし、でも名前はAlchemist(アルケミスト)=錬金術師だしAbuだし。

で、当時相談した人が言うには、「やっぱり売れてるロッドの方がいいんじゃないですか(笑)?」と言ったので、周りが持ってなくて評判良かった“天龍 SRM96ML”を買った。
これはもう飛ばすには持って来いの竿で、UL(アップロック)が緩むので好みでは無かったが、キャストフィール&飛距離は文句無しだった。
限界までバットからひん曲げて投げていたので、全ガイドスレッドにクラックが入ったが(笑)。
まぁ青物とかならいいのだろうが、シーバスを釣ってからの硬さに不満があり、バイブでの80UPを直ぐ手前でバラしてからは次を考えた。
この時はバットが硬過ぎると感じ、バレる予感もしてその通りになったかな。

このクラスで次に買ったのはUFM CPS 962EX-Ti
対応グラム表示ではSRMに比べて5g落ちるが、これは全く別物。
SRMがラオウの剛拳とするなら、CPS EXはトキの柔の拳か。
買った時に荻野君から「軽い=薄い。折れやすいので十分注意して」と言われ、ティップ側の接続部分を見たがやっぱり薄い。
あとリアグリップがちょっと長かったかな。
これはよく引く70UPに対しては、自分のスタンスで言えばこちらが圧倒的な主導権を取れなかった。
それとバットまで曲げて投げると、その柔が故にバットのハイフレームガイドとの相性が悪かったようで、何度かガイドにラインが絡む現象が起こった。
スイープ(意味は知らない)に投げてスイープな合わせでスイープなやり取りを好む人には良いが、自分には合わなかったので宮崎君に売却。
まぁ自分の“道具的”使い方だと、どこかで折ったはず。

そして結局このアルケミストを買ったがクオリティーは良く、それもそのはずで真偽は知らないが(実際にそこを見たわけではないので)fenwick(フェンウィック)の工場で作られているとも聞いた。
同じ対応gのSRMに比べると全体的に全然軟らかいが、魚を釣るときっちり主導権は取れるし、グリップからからひん曲げて渾身のフルキャストをしてもライントラブルは起こらない。
まぁ元祖PEコンセプト(正確にはファイヤーラインか)シーバスロッドだし、思うにバットガイドの形状&位置+他のガイド設定がブランクに合ってるのだと思う。
従ってアルケミスト9.6ftは3本も持ってるが、バットガイドが一般的なハイフットの他のレングスは持っていない。

最近はルアーロッドも投げ竿に使われているローライダーガイドをPE用として使い出したが、まだ見様見真似の部分があり、ライントラブルが発生するケースもあるだろう。
というのは投げ釣りでは重く飛ぶ形状のオモリを細目のラインで投げるのが前提だが、ルアーの場合は投げる物の重さも形状も様々で、ラインも結構異なる。
エギング用のローライダーはしっかりその地位を確立した様だが、エギングは細いラインを使うし、エギ自体はそれなりに比重のある空気抵抗の少ない物。

飛距離を言うなら投げ竿になるが、その中でもキャスティング競技性の高い“シマノ スピンパワー”だと真に飛距離重視の物は通常ガイドになっている。
また、曲げて獲る竿の究極はのべ竿なり鮎竿。
従って飛距離も求められるシーバスロッドの中から自分好みなり自分に合った物を選ぶ場合は、それだけの幅の中からの選択となる。
もちろんそこまで拘らなくても魚は釣れるが、そこらの選択も楽しめるという考え方もある。
ただ自分の場合はSRM、CPSと買値で約8万円程掛かってこのクラスの自分好みに辿り着いた事になるので、そりゃそういった無駄は少ない方がいいが、その工程を経たからその信頼度というか満足度も高いと言う部分もある。

そしてハッタリ抜きに100cmクラスも掛けてるが、安定したやり取りが出来る。
それを楽しみ過ぎて獲り損ねたケースもあるぐらいで(笑)。
けど以前メインに使ってたマミヤの9ft/25g対応に比べると、長さとパワーで安定している分、スリリングさには欠ける感がある。
因みに買い値3.000円弱の振り出しロッドでも推定メータークラスは掛けているが、これでも竿は負けてなかったし問題無かった。
「シャキッ!」とした、大まかに40g対応の竿なら全く問題無い。

結局、自分にとって粗が少ない好みのロッド。
大体どんな物でも不満点はあると思うが、これは外観、グリップレングス、グリップサイズと特別嫌な部分が無い。
理想は好みのブランクからのオーダーメイドとなるが、竿の場合はそれがどういったスペックか自分ではわかり辛い。
従ってそこらがわからない人は、市販品で自分に合った物を買うのがベターに思える。
または自分の好みがわかってもらえる、または伝わる人にビルドしてもらうか。

ただ国内メーカーのは商売優先で商品サイクルが短めの物が多く、人によっては旧型、とっくの昔に廃番になった物が合うケースもあると思う。
最近のシーバスロッドは極力軽く作られ、極力少ない力で飛ぶ様に設計されているが、シーバスそのものは余程好条件の場所、またはケースじゃないと入れ食いとかならないので、ただ魚を釣りたいだけなら他にも効率良い対象魚はいるし、あまりそこらに拘る必要はないと思う。

シーバスフィッシング特集


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