眠狂四郎 円月殺法 - 片岡孝夫

この眠狂四郎は何度か14時から再放送をやってて知った。
少し調べると市川雷蔵や田村正和のが有名らしいがそっちは知らないし、眠狂四郎というキャラには涼しげな眼の片岡孝夫の方が良い様に思える。

しかしこの眠狂四郎というキャラが良い。
自由人で稀だが釣りをするシーンもあるし、お金もあるし後ろ盾もある。

また、本能的な悪党退治が職の様でもあり、酒も飲めば女も抱く。
シリーズは“円月殺法”と“無頼控”だが、無頼控の方がそんなシーンが多かったかな。

上の動画の音楽はエンディング曲で、すすきの揺れる映像が良い。
それに曲のテンポ＋演奏＆エレキがうまくマッチしている。

「冥土の土産に円月殺法をご覧にいれよう」
普段は“柔”ながら、要所では“剛”になる良い見本でもある。

そしてこの円月殺法の弧を描くリズムは、以前も書いたがデッドスローリトリーブのリズムでもある。
ただ画質に乱れがあるのが残念。

しかしこの頃の時代劇は映画と同じ制作方法を取っているので質が良い。